光の通り道 ガラスでつながる街の光

Winner, 25th Space Design Competition 2018

第25回空間デザインコンペティション2018 入賞

https://www.neg.co.jp

SPACE DESIGN/空間デザイン

2018

近隣コミュニティーの生活の光と、緑地帯の街灯の光を、ガラスによって生き物のように有機的につなげてみようという提案です。近隣住宅の床には、集光レンズが組み込まれたガラスブロックが使用されています。それぞれに集められた光は、地下に埋設されたシリカガラスの光ファイバーを通って、緑地帯の街灯の光として利用されます。街灯のライトもガラス光ファイバーによってつくられています。近くを人が歩いたり、風によって光がゆれます。フワフワと動く光は誰かの生活の光でもあります。その光の”ゆらぎ”は、誰かが部屋の電灯を明るくしたり暗くしたり、テレビをつけたり消したり、床に寝ころがったことでできた影によってつくられているかもしれません。透明なガラスの持つ不思議な”つなげる”性質を利用して、人々が光を通して無意識につながっていきます。